得手に帆あげて―エキサイティングホンダゴロク |本田 宗一郎
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三笠書房
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「ホンダイズム」とは何か?
身のまわりにいくらでも転がっている幸福から、自分のものを選び出し、それを最高のものに高めることだね。
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●以前、ある本で次のような話が書いてありました。それは、農場を持っている人が、ゴールドラッシュを見て自分も一儲けしようと、農場を売り金鉱脈を探しに行きます。その人は鉱脈の発見に失敗するのですが、実は農場の下に鉱脈があったという話です。
●それは何を伝えたかったかといいますと、人間、会社というものは、自分ではわからないかもしれませんが、必ず何か得意なものを持っているわけです。しかし、社会には、成功している人がたくさんいて、それが羨ましくなることがあります。そして、それに手を出してしまう人がいます。
●もちろん、そうして周りの人と同じように成功する人もたくさんおられるのでしょうが、自分の得意分野と違う畑を掘ってもうまくいく可能性は低いのです。まずは、自分の庭を深く掘り下げて、そこに成功、幸福を探すことが、まず第一に考えるべきことだと思うのです。
●この本で私が共感したところは次のとおりです。
・社長をやってたときは、カネ儲けが財産だと思ってたけど、結局、友だちこそほんとの財産だなあ。
・人間にとっては行動がすべてであり、
メーカーにとっては製品がすべてである
・現代は「教育の時代」という人もいるが、私は「努力の時代」だと思う。努力すればそれなりに報いられる時代なのである。
・「知る教育」から「試す教育」への一八○度の軌道修正が必要なのである。
●最近、本田宗一郎の本を収集しています。だんだん分かってきたことは、宗一郎氏の「車が好き!」という情熱が組織に大きな影響を与えているということです。これこそホンダDNAなのかもしれません。さらに、トップ自身が、自分でやってみろ!失敗してもいいじゃないか!という考えですから、官僚主義がはびこるはずもありません。ホンダがここまで大きくなったのも必然といえるでしょう。
「得手に帆あげて」本田 宗一郎、三笠書房
